だいどこ道具ツチキリ 土切敬子さん
台所道具選びのプロに聞く-普段の台所、のぞかせてください-
第1話と第2話でモノ選びの基準とそこにかける情熱をお話しくださった土切さん。今回は、そんな台所道具選びの達人の、普段の台所をのぞかせていただきました。
普段のお料理はどんなものを作られるのですか?
土切さん:「作る料理は大して変わりません。料理はそこまで挑戦しません。好きなものが変わらないから、作っているものなんて、昔からほとんど同じ。大きく変わりませんよ。でも、その中で、もっと美味しくできたらな、と思ったり、色々道具を試してみたりします。」
返ってきたのは意外な答え。新しいお料理に挑戦する中で、日々違う道具と出会われているのかと思っていました。新たな道具との出会いは、作る過程が大きく変わらない中で、よりよいものを突き詰めるからこそあるのですね。
お店からもちらりと見える土切さんご自宅の台所。店内で扱う商品と同じものも沢山並んでいます。一体日頃の台所事情はどんなものなのか・・・?とても気になります
お気に入りの台所道具はありますか?
土切さん:「この中華鍋です。鉄鍋ながら、持ち手部分がチタン製で熱くならないからミトンもいらなくて便利で。底面の角度が、置いたときに奥が深くて手前が浅くなるようになっているから、振って炒める動作もスムーズで、炒め物がシャキシャキになります。簡単な炒めものも、せっかくつくるならシャキシャキにしたいなと思って。」
やはり研究熱心な土切さん。ちなみに世間で多く使われている、テフロン鍋も使ってみているそう。炒め具合は鉄鍋の方が断然好きだけど、同時にいくつも料理したいときに手入れの楽なテフロンは便利。時によって使い分けているとのこと。こうあるべきという価値観に捉われず、機能性を重視して使い分けしているのはさすがです。
キッチンクロス、使ってくださっているんですね。
土切さん:「色柄が楽しいリネンは、台所の差し色にもなりますね。でも、このキッチンクロス、吊るすためのストラップがこちら側でなくて横についてる方が吊りやすいし絶対かわいいと思う!」
と、ありがたいご意見をいただきました。どんな細かな部分も、妥協せず、こうあってほしいとい視点を持つこと、大切ですね。とても勉強になりました。
普段の台所を拝見させていただくと、日頃から、もっとこうなったらいいのにという視点を大切にされていました。自分にとって使いやすい、使い続けたいって何だろう・・・?を日々研究する姿勢。
暮らしの中でどんどん感覚が研ぎ澄まされていくのは、きっと楽しいはずです。
今回3話にわたってご紹介させていただいた、だいどこ道具ツチキリさん。私たちの生活に活かしたい、モノ選びのヒントが沢山詰まったお店です。是非、皆さんも足を運んでみてください。
土切 敬子 さん
テキスタイルの企画デザイン、食品関連のアートディレクターを経て、2017年5月、だいどこ道具ツチキリをOPEN。お店では独自の視点でセレクトした台所道具を紹介。最近は天然生活やku:nelなど様々な雑誌に取り上げられている。
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第1話と第2話でモノ選びの基準とそこにかける情熱をお話しくださった土切さん。今回は、そんな台所道具選びの達人の、普段の台所をのぞかせていただきました。
普段のお料理はどんなものを作られるのですか?
土切さん:「作る料理は大して変わりません。料理はそこまで挑戦しません。好きなものが変わらないから、作っているものなんて、昔からほとんど同じ。大きく変わりませんよ。でも、その中で、もっと美味しくできたらな、と思ったり、色々道具を試してみたりします。」
返ってきたのは意外な答え。新しいお料理に挑戦する中で、日々違う道具と出会われているのかと思っていました。新たな道具との出会いは、作る過程が大きく変わらない中で、よりよいものを突き詰めるからこそあるのですね。
お店からもちらりと見える土切さんご自宅の台所。店内で扱う商品と同じものも沢山並んでいます。一体日頃の台所事情はどんなものなのか・・・?とても気になります
お気に入りの台所道具はありますか?
土切さん:「この中華鍋です。鉄鍋ながら、持ち手部分がチタン製で熱くならないからミトンもいらなくて便利で。底面の角度が、置いたときに奥が深くて手前が浅くなるようになっているから、振って炒める動作もスムーズで、炒め物がシャキシャキになります。簡単な炒めものも、せっかくつくるならシャキシャキにしたいなと思って。」
やはり研究熱心な土切さん。ちなみに世間で多く使われている、テフロン鍋も使ってみているそう。炒め具合は鉄鍋の方が断然好きだけど、同時にいくつも料理したいときに手入れの楽なテフロンは便利。時によって使い分けているとのこと。こうあるべきという価値観に捉われず、機能性を重視して使い分けしているのはさすがです。
キッチンクロス、使ってくださっているんですね。
土切さん:「色柄が楽しいリネンは、台所の差し色にもなりますね。でも、このキッチンクロス、吊るすためのストラップがこちら側でなくて横についてる方が吊りやすいし絶対かわいいと思う!」
と、ありがたいご意見をいただきました。どんな細かな部分も、妥協せず、こうあってほしいとい視点を持つこと、大切ですね。とても勉強になりました。
普段の台所を拝見させていただくと、日頃から、もっとこうなったらいいのにという視点を大切にされていました。自分にとって使いやすい、使い続けたいって何だろう・・・?を日々研究する姿勢。
暮らしの中でどんどん感覚が研ぎ澄まされていくのは、きっと楽しいはずです。
今回3話にわたってご紹介させていただいた、だいどこ道具ツチキリさん。私たちの生活に活かしたい、モノ選びのヒントが沢山詰まったお店です。是非、皆さんも足を運んでみてください。
土切 敬子 さん
テキスタイルの企画デザイン、食品関連のアートディレクターを経て、2017年5月、だいどこ道具ツチキリをOPEN。お店では独自の視点でセレクトした台所道具を紹介。最近は天然生活やku:nelなど様々な雑誌に取り上げられている。