suzukiyuki バングルとブローチ

Suzukiyuki
無骨さと繊細さが共存する、金属の作品

造形作家suzukiyukiさんのジュエリーや器が新登場しました。真鍮・銀・硫化銅など、それぞれの金属の個性を生かしながら、作品に落とし込まれています。身に着けることで力をもらえるような無骨さと手にしたときに感じる華奢で繊細なデザイン。そんな相反するものを共存させた作品が揃いました。

金属であり、金属らしくない

suzukiyukiの金属アクセサリー suzukiyukiの金属アクセサリー

鈴木さんの金属制作のはじまりは学生時代。当初はヴィジュアルデザインの勉強を志望していたけれど、学年が上がり専攻を選ぶ過程で一番苦手意識のあった金属制作を選びます。在学中はアート活動を盛んに行い、実用品をつくりはじめたのは社会人になってから。金属が好きではなかったからこそ、自分が惹かれていけるように、表現するようになったといいます。金属ならではの少し無骨な印象と反して、サイズ感や細かなディティールには、手にする人に寄り添った、鈴木さん自身の優しさを感じ取ることができます。暮らしのアイテムを取り扱うインテリアショップに勤めていた経験も、そうさせているそう。

経年変化とともに、育てるジュエリー

suzukiyukiの真鍮ピアス suzukiyukiの真鍮バングル

1点1点、丁寧に加工を施されたジュエリー。表面のでこぼことした表情は二つとない趣のある佇まいで、自然と着ける人の装いに溶け込み、奥行きをもたらしてくれます。金属というとお手入れが難しく感じて構えてしまう方もいるかもしれませんが、経年変化によりくすみ、表情を変えていくのも魅力。少々汗をかいても、それもまた育てる楽しみと思わせてくれる、懐の深さも感じるジュエリーです。

こぶりながら存在感を放つ真鍮や銅の器

suzukiyukiの真鍮トレイ suzukiyukiの真鍮トレイ

ジュエリーと同じく、その経年変化が魅力の真鍮や銅の器。アクセサリー入れやお香立てとして、そこに置くものを特別な印象にしてくれます。真鍮は見る角度によって虹色のようにも見える優しい光沢があり、硫化銅は以前からそこにあったかのような趣きがあります。鈴木さんこだわりの色むらや手仕事ならではのシルエットは愛着を感じさせ、長く大切に使いたい1枚に。

‟流動的であること”を大切にしたデザイン

suzukiyukiのジュエリー 造形作家suzukiyukiのボックス

suzukiyukiの作品を手に取ったとき、どこかストイックな鈴木さんの精神を感じます。こちらは一部の作品に付属する専用ボックスで、鈴木さんの手によって、ひとつひとつアートが施されたもの。印象的だったのは、「無心に、偶然性へ寛容になり、その時々の発見や驚きを大切にしている。作業的になりそうだったらその日は切り上げるようにしている」という言葉。日々完全なゴールを決め切るのではなく、流動的に生まれるものを大切にしているそうです。

造形作家suzukiyuki

毎日使うことでその人や場所に馴染んでいくsuzukiyukiのジュエリーと器。手にすることで力強さを感じるようなそんな感覚も、楽しんでいただけたらと思います。ぜひご覧ください。

suzukiyukiジュエリー&器はこちら

関連商品